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北九州AGAスキンクリニックの効果口コミ 

★キトウDr の 薄毛治療の理論解説

要点をこのページに記載していますので、先にお読みになる事をおすすめします。

「PDE5阻害剤」の薬が血管内皮細胞を活性化する事が知られています。  アンチエイジングにとても有効な薬・・・という事は知る人ぞ知る・・・事なのです。

特に泌尿器の医師を初め、抗加齢医学会(アンチエイジング)の医師は自分で飲んでいる場合がかなりあります。 私も抗加齢医学会に所属し、今年専門医の試験に通って専門医になりました。 ・・・で、自分もじつは飲んでいます。ただし、保険適応はありませんので・・・当然自費です。 適応外使用となります。

ところで、自分も髪の毛がだんだん細く、薄くなって、生え際が上がってきていたのです。・・・しかしたまたま飲んでいたアンチエイジングで飲んだ薬の効果で髪がだんだん太くなって、抜けていた毛穴から産毛がでてきて・・・さらにだんだん太くなって髪全体のボリュームがアップしてきてしましました。  きてしまいました・・・というのは予想外だったからです。

薄毛になって、これはいつかは禿る(はげる)・・・初めは、潔くあきらめてどんな短髪にしようかな? なんて思っていたのですが・・・なぜか髪が生えてきてしまった・・・という感じです。

薄毛治療をする場合、この薬を使用する前に一般の方 (自分で薬を入手できる方以外)はまず正式に認可された薬を使用する方がよいと思います。

プロペシア 国産ジェネリックが発売になりました。 かなりお安くなりました。 自分のクリニックの前の薬局の場合は 28日  税込 4700円 です。 かなりお安くなりました。

ザガーロ  などが今はあります。

ミノキシジルの外用は保険ではありませんが、正式に認可されています。

これらを使用してみるのが一番簡単だと思います。

プロペシアで改善が不十分な場合に今回ご提案する方法は検討する価値があります。

 

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日本皮膚科学会ガイドライン
男性型脱毛症診療ガイドライン(2010 年版)
サイト作成者による解説

ガイドラインの概略

1-1.背景と目的
男性型脱毛症は思春期以降に始まり徐々に進行する脱毛症である.生理的な現象ではあるが,外見上の印象を大きく左右するので社会的な影響は大きい.最近になり男性型脱毛症に有効な外用,内服の育毛剤が開発され,皮膚科診療においても積極的に使用されるようになってきた.しかし,それでもなお皮膚科医の立場からは無効といえる科学的根拠に基づかない治療法が社会的に横行し,無効な治療法を漫然と続ける患者も少なくない.
このような現状の中で,科学的根拠に基づいた情報を選び出し,男性型脱毛症の診療ガイドラインを作成することは,医師,患者双方にとって標準的治療法を促進するために重要である.欧米では既に診療ガイドラインが作成・公開されているが,人種,医療制度,社会的背景などに大きな違いがあり,そのままわが国の診療ガイドラインとして受け入れるのは難しい.そこで,わが国の実情に即した男性型脱毛症診療ガイドラインの作成にとりかかった.

日本皮膚科学会 男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)より引用

いろいろな民間療法が世にはありますが、医師がみていてあまりに現実的からかけ離れた内容がある場合、専門家からの立場で科学的な論拠を公にする事は専門家の義務である・・・と考えたと思います。 とても良い事です。 あまりにひどい民間療法で苦労されている方にも参考になると良い事です。

1-2.ガイドライン策定の経緯
ガイドライン策定委員会は,日本皮膚科学会と毛髪科学研究会(SHSR)の共同事業として発足し,この分野の専門家である皮膚科医が委員として選ばれた.まず委員全員で考えられる治療法を選び出し,これらをClinical Question(CQ)に置き換え,その答えを臨床研究論文の中で渉猟した.各委員はそれぞれの構造化抄録を作成し,種々の要因を勘案しながら最終的な推奨度を決定した.

1-3.ガイドラインの位置づけ
このガイドラインは,現時点でのわが国における男性型脱毛症の標準的治療試案として作られたものである.個々の患者の治療では,その患者に特有な背景や病態に配慮しながら最適な治療法を提供することが重要であり,このガイドラインは,その一助となるように策定されたものである.したがって,個々の患者への治療選択において,このガイドラインの内容に合致することを求めるわけではなく,また医師の裁量を規制し治療方針を限定するものでもないことを明記しておきたい.また,このガイドラインを医事紛争や医療訴訟の資料として用いることは,本来の目的から大きく逸脱するものであり,ガイドライン策定委員会としては容認できるものではない.

日本皮膚科学会 男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)より引用

ガイドラインは一つの方針であり、エビデンスがある程度確立している科学的な内容です。 しかし、実際の治療は個人個人の状況、心理的因子、家庭環境、その他の条件などを合わせて対応しています。 ガイドラインは基準にすべきないようである事には間違いありませんが、ガイドラインと同じ事をしないといけないのか? というと個別対応の方が優先するという意味もあると思います。

1-4.資金提供者,利益相反
このガイドラインの策定に要した費用は,日本皮膚科学会ガイドライン策定委員会の研究費を用いた.なお,委員が関連特定薬剤,療法の開発に関与した場合は,当該治療の推奨度判定には関与しないこととした.
これ以外に各委員は,ガイドライン策定にあたって明らかにすべき利益相反はなかった.

1-5.エビデンスの収集
使 用 し た デ ー タ ベ ー ス は Medline,PubMed,SCIRUSSCOPUS,医学中央雑誌 Web,Cochrane databasesystematic reviews,個々の委員が集積した論文である.

2009 年 12 月までに検索可能であった文献を収集した.採択基準はランダム化比較試験(Randomized controlled trial:RCT)のシステマティック・レビュー,個々の RCT の論文を優先した.それが収集できない場合は,コホート研究,症例対照研究の論文を採用した.さらに症例集積研究も参考にした.基礎的実験や動物実験の文献は除外した.

日本皮膚科学会 男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)より引用

基本的に薬、治療が有効・・・という事を証明しようとするとRTC ダブルブラインド という検査をしていなければ、医学界ではまったく認められません。 なぜなら、いろいろな精神的な影響や、気候、そのたいろいろな問題で自然に改善していく場合もあるからです。 ダブルブラインドRTCをわかりやすく言うと薬に偽薬をつくり(おおくはビタミン剤を薬とそっくりにつくり)医師も患者さんも薬がどちらに入っているか? わからない状態にして、検査をして統計学的に有意差がある場合に 有効 とします。 統計学で明らかに差がでるためには、たまたま効いた 位では、差は簡単にはでません。

 

1-6.エビデンス根拠のレベルと推奨度決定基準
A.エビデンスのレベル分類
Ⅰ システマティック・レビューメタアナリシス
Ⅱ 1 つ以上のランダム化比較試験
Ⅲ 非ランダム化比較試験
Ⅳ 分析疫学的研究(コホート研究や症例対照研究)
Ⅴ 記述研究(症例報告や症例集積研究)
Ⅵ 専門委員会や専門家個人の意見

分かりやすくいうと 薄毛の治療の分析には Ⅰ もしくは Ⅱ までのデーターが重要です。 客観的にはこれ以下の資料では 正確性、医学的に評価されません。
よくある 個人が効いた・・・というのは操作ができるのと、(人は簡単にだまされます。マーケティングのプロにかかると・・・)洗脳されています。 気をつけましょう。 もちろん薄毛の問題は気持ちが絡みますので、薄毛が改善すれば方法論はなんでもよいのです。しかし、薄毛の改善がなければ 医学的に客観的に認められている方法を行ってみるのも一方法と思います。

 

B.推奨度の分類
A 薄毛の治療を行うにあたり、強く勧められる
B 薄毛治療において行うよう勧められる
C1 行うことを考慮してもよいが,十分な根拠がない
C2 根拠がないので勧められない
D 行わないよう勧められる
・・・(無効あるいは有害であることを示す良質のエビデンスがある)ただし,本文中の推奨度が必ずしも上記の判断基準に一致しない場合がある.人種的差異,分野によるエビデンスの不足,日本の社会的特殊事情,さらにガイドラインの実用性を勘案し,エビデンス・レベルを示した上で推奨度を決定した.

基本的には薄毛治療において、まず行うべきは 「A」の治療です。
「A」の薄毛治療が選択できない時に 次の選択肢が 「B]の治療になります。 薄毛治療の選択肢として「A・B」がある場合には以下 「C」 「D」 の選択肢は見なくてよい事になります。

2-1.疾患概念
男性型脱毛症とは,毛周期を繰り返す過程で成長期が短くなり,休止期にとどまる毛包が多くなることを病態基盤とし,臨床的には前頭部と頭頂部の頭髪が,軟毛化して細く短くなり,最終的には額の生え際が後退し頭頂部の頭髪がなくなってしまう現象である.
休止期脱毛と異なり,パターン化した脱毛が特徴である.
日本人の場合には 20 歳代後半から 30 歳代にかけて著明となり,徐々に進行して 40 歳代以後に完成される.なお,女性では男性と異なり,頭頂部の比較的広い範囲の頭髪が薄くなるパターンとして観察される.
25 年前の本邦における男性型脱毛症の統計から,日本人男性の発症頻度は全年齢平均で約 30% と報告されている.この発症頻度は現在もほぼ同程度であり,20 代で約 10%,30 代で 20%,40 代で 30%,50 代以降で 40 数%と年齢とともに高くなる.男性型脱毛症の発症には遺伝と男性ホルモンが関与するが,遺伝的背景としては X 染色体上に存在する男性ホルモンレセプター遺伝子の多型や常染色体の 3q26 や 20p11 に疾患関連遺伝子の存在が知られている.

日本皮膚科学会 男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)より引用

 

2-2.病 態
一般的に男性ホルモンは骨・筋肉の発達を促し,髭や胸毛などの毛を濃くする方向に働く.しかし,前頭部や頭頂部などの男性ホルモン感受性毛包においては逆に軟毛化現象を引き起こす.男性ホルモン感受性毛包の毛乳頭細胞には男性ホルモン受容体が存在するが,髭や前頭部,頭頂部の毛乳頭細胞に運ばれたテストステロンはⅡ型 5α-リダクターゼの働きにより,さ
らに活性が高いジヒドロテストステロン(DHT)に変換されて受容体に結合する.DHT の結合した男性ホルモン受容体は髭では細胞成長因子などを誘導し成長期が延長する.逆に前頭部や頭頂部の男性ホルモン感受性毛包においては,DHT の結合した男性ホルモン受容体は TGF-β などを誘導し毛母細胞の増殖が抑制され成長期が短縮することが報告されている.

日本皮膚科学会 男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)より引用

 

2-3.診 断
男性型脱毛症の診断は問診により家族歴,脱毛の経過などを聴き,視診により額の生え際が後退し前頭部と頭頂部の毛髪が細く短くなっていることを確認する.拡大鏡やダーモスコピーの使用も診断の手助けとなる.
わが国では男性型脱毛症の分類として緒方の分類,欧米では Norwood の分類があるが,現在わが国では Norwood の分類に高島分類の頭頂部が薄くなるⅡ vertex を加えた分類が広く使用されている.男性型脱毛症の診断は比較的容易であるが,ゆっくりと頭髪が抜け,頭部全体が疎になる円形脱毛症の亜型,
慢性休止期脱毛,膠原病や慢性甲状腺炎などの全身性疾患に伴う脱毛,貧血,急激なダイエット,その他の消耗性疾患などに伴う脱毛,治療としてのホルモン補充療法や薬剤による脱毛などを除外することが大切である.

日本皮膚科学会 男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)より引用

 

治療方針の一覧 です。

プロペシア・ミノキシジル 以外のおすすめは・・・「自家植毛」 という事になります。
今はザガーロ という選択肢があります。

推奨度C1の塩化カルプロニウム・・・塩化カルプロニウム外用が含まれている市販製品としては、カロヤンが有名です。
他には医療用の 「アロビックス外用液」 や 「フロジン外用液」 があります。
円形脱毛症などの治療に使われています。
1日2、3回適量を気になる場所に塗布する方法で効果を得るやり方です。
塩化カルプロニウムを塗布することで発毛にいたるまでの機序ですが、有効成分が頭皮の血行を促進して、血流量を増やすというものです。
毛根の毛乳頭細胞を活性化する効果があるもので、仕組みとしてはミノキシジルとにていますが、カロヤンなどではそのほかにもさまざまな育毛に有効な成分が含まれており、総合的に発毛を助けるという事です。 ただ医学的な根拠を言えるほどの報告はされていません。

塩化カルプロニウム単独での有益性は十分に実証されていませんが、生薬との合剤を含むわが国での膨大な診療実績も考慮し、 外用療法の一つとして推奨することにすることになったようです。・・・おそらくこの薬を否定すると製薬業界への反発がありえるので、妥協点を見出した・・・と思います。

参考までに以下記載

・・・副作用はあまりないのですが、自分も実際に使用してみて発汗はすごかったです。 血管が拡張しているのが実感できます。

市販の育毛剤(カロヤンシリーズ)は塩化カルプロニウムの濃度は1~2%ですが、皮膚科で処方されるフロジン液やアロビックスは5%なのでより効果的かと思われます。 アロビックス・カルプラニンとはフロジン液のジェネリックなので値段が安いです。

ちなみに濃度が5%となると病院でしか処方できないのでお近くのスーパーやドラッグストアには売ってません。

 

 

薄毛治療の治療方針を簡単に図にすると以下になります。

 

CQ1 ミノキシジルの外用は有用か?
推奨度:CQ1.1 男性に対して A
CQ1.2 女性に対して A

男性症例に対して 5% ミノキシジル外用液を外用療法の第一選択薬として,また女性症例に対して 1% ミノキシジル外用液を治療の第一選択薬として用いるべきである・・・と皮膚科学会は推薦分を書かれています。

2% 及び 3% ミノキシジルを用い,約 150 例の男性患者を対象とした 12 週までの 3 件のランダム化比較試験と,それに引き続いた長期投与(24 カ月)の前後比較試験で,2% 及び 3% ミノキシジルは,プラセボと比較して,1 年以上の長期投与において有意に発毛を 促 進 さ せ,重 篤 な 副 作 用 は 生 じ な か った.

さらに 2% 及び 5% ミノキシジルを用いた 12カ月4)及び 24 カ月までの 2 件のランダム化比較試験において,5% ミノキシジルは 2% ミノキシジルと比較して有意に発毛を促進させ毛髪量が増加したが,全身的な副作用は生じなかった.

さらに国内における男性患者を対象とした 1% 及び 5% ミノキシジルの24 週までのランダム化比較試験では,1% と比較し5% ミノキシジルの有意な発毛効果が示され,副作用発現率に有意差はなかった.

また成人女性の男性型脱毛症患者に対しては,国内で 24 週までの 1 件のランダム化比較試験が行われ,1% ミノキシジルがプラセボに対して有意な発毛促進効果を示した.

国外では約 300 例の女性患者を対象とした 32 週までの 2 件のランダム化比較試験が行われ,2% ミノキシジルの有効性が確認された.

一方,副作用の発現に注目した 1 件の非ランダム化比較試験があり,
男女合わせて 20,000 例を超える症例に,2% ミノキシジルあるいはプラセボを 1 年以上外用させたところ,有害事象の発生頻度に有意差は認められなかった.

以上のように,ミノキシジル外用の発毛効果に関して良質な根拠があるので,男性症例に対して 5% ミノキシジル外用液を外用療法の第一選択薬として,
また女性症例に対して 1% ミノキシジル外用液を男性型脱毛症治療の第一選択薬として強く推奨する.

 

コメント・・・基本的にAGA(男性型脱毛)専門クリニックは プロペシア、ザガーロに加えてミノキシジル の内服の処方をしています・・・

おそらくは副作用があるとすると多毛が一番問題なので、個人の発毛(皮膚)の状態に合わせて内服量の調整をしているのだろう・・・と予想します。

ビタミン、亜鉛などいろいろなサプリメントも処方されているでしょうけど・・・基本ミノキシジルが重要です。

 

CQ2 塩化カルプロニウムの外用は有用か?
推奨度:C1  推奨文:用いてもよい.

男性型脱毛症に対して 1 件の左右比較試験が
あり,1 から 6 カ月間の 5% 塩化カルプロニウム外用が,プラセボ外用と比較して 6 例中 4 例で発毛促進あるいは脱毛抑効果を示した.

また,2 件の前後比較試験が報告され,2 から 6 カ月間,10% 塩化カルプロニウム外用,5% 塩化カルプロニウム外用を行い,それぞれ 4 例中 2 例,5 例中 3 例で発毛促進あるいは脱毛抑制効果を示した.

これらの臨床試験はいずれも対象症例数が少なく全て男性で,判定方法も主観的なため統計的な検定は不可能であり,症例報告と同等のエビデンスレベルと考えられる.明確な発毛効果は実証さ
れていない.

しかし,1% 塩化カルプロニウムを主成分にカシュウチンキ,チクセツニンジンチンキの生薬などを添加したカロヤン アポジカを 30 例の男性型脱毛症患者(男女別集計なし)に 12 週間外用させたところ,有効以上 20%,やや有効以上 60.0% であった.

さらに2% 塩化カルプロニウムに上記の生薬とヒノキチオール等を添加した育毛剤を,86 例の同症患者に 24 週間外用させたところ,その改善率は男性 26.7%,女性54.5%;軽度改善率は男性 89.3%,女性 90.9% であった.

この文献が男女別の集計を行った唯一の論文である.
以上のように,塩化カルプロニウム単独での有益性は,現段階では十分に実証されていないが,生薬との合剤を含むわが国での膨大な診療実績も考慮し,外用療法の一つとして推奨することにする.

医薬品の名前は フロジンといいます。 自分も使用したことがあります。

物凄い発汗があり、効いている・・・という実感はあります。

頭に塗っているのに、全身から汗が噴き出ます。 人によっては使用を注意しないと大変な事になるかもですが、試してみる価値はあります。

市販品は高いので病院にかかっている方は担当医師に聞いてもらえればもらうとよいかもです。

 

CQ3 医薬部外品・化粧品の育毛剤の外用は有用
か?  CQ3.1 t-フラバノン
推奨度:C1   推奨文:用いてもよい.

男性型脱毛症に対する t-フラバノンの有効性を検証した論文は 2 編ある.t-フラバノン配合育毛剤とプラセボとの 14 例の被験者における左右比較試験によると,t-フラバノン配合育毛剤の 6 カ月塗布により毛髪径が増大し,特に新生毛の毛径平均値が試験開始時と比較して約 20% 増大していた.

また t-フラバノン外用剤は外用 4 カ月後,6 カ月後に抜け毛数が有意に減少(20% 以下)し,プラセボでは変化はなかった.

また,197 例の被験者に対する t-フラバノン配合育毛剤,プラセボ剤,市販育毛剤(成分不明)の 3 剤を用いた非ランダム化比較試験によると,「軽度改善」以上の改善率は, t-フラバノン配合育毛剤群:53.1%,市販育毛剤群:34.8%,プラセボ群:17.9% であり,t-フラバノンと市販育毛剤群ではプラセボ群より有意な改善効果を示した.

さらに毛髪径 40μm 以上の硬毛数は,t-フラバノン配合育毛剤群,市販育毛剤群では増加するものの,プラセボ群では減少した.

上記論文はいずれも男性を対象としたものであり,女性に対する効果を検討した報告はない.

以上のように,t-フラバノンの発毛効果に関しては,有効性を示すエビデンスレベルの高い試験があるが数が少ない.

しかし,副作用が軽微な点も考慮し,外用療法の一つとして推奨することにする.しかし,女性ではその有益性は不明である.

 

花王のサイトからの引用です。

t-フラバノンの作用メカニズム
薄毛が進行している状態では、毛乳頭細胞でTGF-βというタンパク質が産生されます。TGF-βが毛母細胞に作用すると、毛母細胞の分裂が抑制され、髪の成長を妨げます。その結果、ヘアサイクルは成長期が短くなり退行期・休止期に誘導され、抜け毛の数が増え、髪は短く細くなります。
研究の結果、t-フラバノンは、TGF-βの活性化を抑制することがわかりました。
t-フラバノンは、ヘアサイクルが退行期・休止期に誘導されることを抑え、成長期を維持できるように働くと考えられます。

男性の薄毛に対する効果
男性の被験者197名による30週間の使用試験では、t-フラバノンを使用した場合に、成長期の髪の数が増加し、髪が太くなる傾向がありました。また、男性の被験者8名による6カ月間の使用試験では、t-フラバノンを使用した場合に、洗髪時の抜け毛の数が減少する傾向がありました。

女性の薄毛に対する効果
女性の被験者による6カ月の使用試験では、t-フラバノンを使用すると、髪が太く、本数が増える傾向がありました。その結果、女性の薄毛にみられる、髪の分け目の目立ちが緩和されることがわかりました。

 

花王という会社はかなり基礎的な力を持っている会社です。(研究費をかけている・・・というニュアンス) その会社が開発した薬ですからまったく効かないという事はないでしょう・・・

ただ女性に関しては明らかに証明がすくないです。 発売元としては男性がターゲットなので当たり前かもしれませんが・・・

 

CQ3.2 アデノシン
推奨度:C1
推奨文:用いてもよい.
解説:男性型脱毛症に対するアデノシンの有効性を検証した論文は男性,女性についてそれぞれ 1 編ずつある.
まず,男性に対する非ランダム化比較試験では,102例の被験者にアデノシン配合ローション,あるいは対照としてニコチン酸アミド配合ローションを 1 日 2 回6 カ月間外用させた.その結果,軽度改善以上の改善率はアデノシン配合ローション群では 52 名中 41 名(80.4%)であり,対照群では 50 名中 16 名(32.0%)で,両群間に有意差を認めた.また毛髪径に関してはアデノシン配合ローション 6 カ月使用にて,毛髪径 40μm未満の軟毛の割合が数%減少し,60μm 以上の太毛の割合が 10% 近く増加した1).一方,女性に対する二重盲検試験では,30 例の女性型脱毛症に対し,アデノシン含有ローション,あるいはプラセボローションを 1 日 2 回 12 カ月間外用させた.それによると,医師による主観的評価および写真判定では,アデノシン含有ローション群で軽度改善以上が 13 名中 11 名(85%)であり,プラセボ群の 14名中 5 名(36%)に比較して有意に改善度が増加していた.成長期毛率,軟毛率,毛髪密度では二群間に有意差はなかった.成長期毛伸長率と毛髪径 80μm 以上の太毛率は,使用 6 カ月後,12 カ月後の時点で,アデノシン含有ローション群で有意な増加を認めた.さらに被験者による自己評価では,12 カ月後における毛髪新生の変化,6 カ月後における毛髪の伸長,6 カ月後と12 カ月後における脱毛の抑制の各項目において,アデノシン含有ローション群が有意に優れていた2).以上のように,アデノシンの発毛効果に関しては,
有効性を示す根拠は少ないものの,副作用が軽微な点も考慮し,外用療法の一つとして推奨することにする.

推薦分にもあるように、医学的論文は多くはないのだが、副作用が少ないという点を考えると試してもよい、くすりという事になりそうです。

数少ない論文の有効性の差はかなり数字的には大きいです。

男性では80%対32%  女性では85%対36%と数字的には明らかな差と言えます。

統計というのは時代で論理が変更になる場合もありますので、統計学的に・・・という言葉に完全に惑わされないようにする必要があります。

かりに統計的には差がでなくても明らかな傾向がある場合などは、実験のやり方自体をもう一度考えなおしてしなおす位の科学的な態度が望ましいでしょう。

有名なのが アデノゲン です。 資生堂が開発に成功したとなっているようです。 社内データなのでどこまでの情報か、区別はつきませんが、試してみる場合は3~6か月は使用してみて判断する方がよいでしょう。

 

 

 

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